小野直樹フットサル持論独論のブログ

フットサル監督小野直樹の競技からエンジョイまでフットサルに関する独自の持論を展開するブログ

盛り上がれ!F2リーグ観戦記

日本フットサルリーグデビジョン2(F2リーグ)観戦記

「盛り上がれ!!FリーグDiv2⚽️」

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2022年11月6日(日)

松任総合運動公園体育館

アグレミーナ浜松🆚リガーレヴィア葛飾

ヴィンセドール白山🆚ヴォスクオーレ仙台

 


今回は石川県白山市をホームタウンとするヴィンセドール白山のホームゲームを観に行きました。

 

2試合観れるので頑張って日帰りで行ってみました!

 

まずは第1試合の浜松🆚葛飾

葛飾は先月も観ているので少し基礎知識がありました。

どちらもプレスを積極的に前から掛けたゲームはそのプレスを回避する事にお互いに苦労していました。

やや優勢にゲームを進めていた葛飾が、浜松にカウンターからサイドを突破されて先制を許します。

この奪われ方は個人的に葛飾のこの試合、いや今後もネックになる部分と思いました。

 

葛飾には森岡選手をはじめ、ピヴォが数人います。このピヴォのところでボールロストしたところからかなり苦しくなっています。

ピヴォのキープ力の問題ではありません。

上手くピヴォまでは何度もボールが入りますが、ピヴォにボールが向かった瞬間の周りの動き出し、走るコースに問題があるためです。

ここが改善されたら、得点ももっと増えるし非カウンターからの失点もかなり減ると思いました。

 

対する浜松はプレス回避時にGKを使う戦術を時折、見せていましたが、これはかなり良かったです。

もっと徹底して使えば、今後、浜松相手に前プレス掛けてくるチームは苦労するのでは?と思いました。

またゴールは最初の2点はカウンターから、サイドを剥がしてのゴールでした。

サイドでシュートまで持っていく力のある選手が良い決断をした結果ですし、それまでも我慢強く守備をした成果が出たと思います。

あとはセットプレイ攻撃はかなりデザインされていてゴールの臭いがしました。

 

試合残り数秒で集中の切れてしまった葛飾からロングボールを胸トラ&ボレーで決めた浜松#7ショーゴのゴールはお土産としていただいておきます。

ショーゴの成長を直接観れて、来た甲斐がありました。

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さて、次はホームチーム白山と仙台の試合です。

 

順位的には仙台が上位で、今季まだホーム未勝利のその相手にどのように戦うのか?注目してみました。

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試合開始から圧力を掛ける仙台と全員で身体を張って守る白山という感じでゲームはスタート。

そんな展開の中で、白山が得点するならどんな形かな?って考えてみると、カウンターかセットプレイか、という感じでした。

 

攻めあぐねた仙台がGKにバックパス、そのGKからのパスを受けた選手にプレスを掛けた白山。

するとそこでミスが生まれ、仙台ボールを奪った白山が2人でショートカウンターから見事に先制ゴール!

 

その後、仙台の猛攻が続くもGK富田を中心に全員で跳ね返す白山の選手たち。

白山も時折、ゾーン2付近からのパスカットでカウンターからシュートで観客を唸らせる。

 

その後、第1Pで同点に追いつかれて1-1で第2pへ。

 

試合は結局、1-1のドローでしたが、この試合、すごく心に響くものがありました。

誤解を恐れずに言うと、仙台の選手は上手さや強さ、戦術的なものもありました。

 

しかし、白山の選手たちは、そこに食らい付き、自分達のチーム、プレイを見てくれんとばかりに、野生味、安パイではないチャレンジに挑み、その昔、ブラジルで見た魂のぶつけ合いのようなフットサルを思い出した。

 

白山のフットサルはまだまだ未完成だけど、そんな野生味溢れる選手が何人もいて、恐らく実生活でそこまでのチャレンジが出来ない皆さんを夢の世界に連れて行ってくれるんじゃないか?と思うほどの試合でした。

 

大昔、高校サッカー部のコーチをしていた時に生徒達に言ったことを思い出しました。

放課後のホームルームや教室の掃除、文化祭等の決め事を部活を理由にサボるなと

 

部活を理由にサボるヤツはサッカーを知らない他の生徒達に絶対に応援してもらえないぞと。

 

部活も大変なのに、クラスの事もしっかりやるヤツだから休みの日に応援行ってみるかってなるんだと。

 

まだまだマイナーな、でも魅力的なフットサルもこんなところにフットサルを知らない人に観に来てもらい、ファンになってもらうヒントがあるのかもね。