小野直樹フットサル持論独論のブログ

フットサル監督小野直樹の競技からエンジョイまでフットサルに関する独自の持論を展開するブログ

盛り上がれ!F2リーグ観戦記⑤

本日はポルセイド浜田のホーム島根県立体育館へ行ってきました❗️

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浜田市ペスカドーラ町田の金山友紀選手の故郷で、今回の観戦にあたり友紀から浜田市のお勧めの見どころや食事処を教えてもらい、試合観戦前に堪能してきました😁

 

そのひとつが浜田城跡🏯

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城🏯の跡地を巡るんですが、城好きな自分にはイメージ膨らみで、楽しめました😁

本丸跡から望める松原湾辺りで友紀は育ったとのこと。

そしてお昼ご飯は、浜田ならではのお寿司🍣

『すし蔵』

「どんちっち」と言われる浜田を代表する3魚、のどぐろ、あじ、カレイも揃った美味しい回転寿司🍣。

日本海沿岸の回転寿司はネタも大きく豊富でメチャクチャ美味い😋

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そんなこんなで、やっとフットサル試合会場である島根県立体育館に到着〜

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日本フットサルリーグDIV2

ポルセイド浜田🆚ヴォスクォーレ仙台

入場口となる正面階段にはノボリ旗が飾られて、ポルセイド浜田のホームゲームがありますよって雰囲気と、可愛いキッチンカーが会場前に彩りを加えていました。

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ここからは試合について述べていきます。

 

ホーム最終戦を勝利で飾りたい浜田は前半からアグレッシブに試合を進めます。

対する仙台も前からしっかりプレスをかけて応戦。

浜田はそのプレスを回避するためのパスワークは苦しいが、コーナーキックからいきなり先制点を挙げる!

しかし仙台も対抗してコーナーキックから同点に追いつく。

仙台は攻撃システムをクアトロで攻めて行くが、裏(逆サイド)のスペースを上手く使いチャンスを演出する。

 

最後の最後で決めきれない仙台に対して、浜田は時折、カウンター攻撃で活路を見出すが、そんな中、カウンター攻撃からの相手ファールで得たフリーキックを浜田5番オオヤ選手が直接決めて再びリード。

そしてさらに相手陣内にてショートパスを巧みに繋いで浜田が追加点👍

一気に引き離しにかかる浜田と空回り感のある仙台といった様相に。

しかし残り僅かな時間帯にクリアミスから失点し、3-2で1Pを終えました。

 

こういう時間帯、そしてタイムアウトを取った直後の失点は後々、尾を引いてしまうんだよなぁと思いながらハーフタイムを過す。☕️

 

浜田はプレス開始の位置が相手コート10m辺りですが、その最初の選手があまり寄せ切れてない。しかしながら、その次、2列目の選手からは球際バチバチにプレッシャーを掛けてくれるおかげで浜田のカウンター攻撃の起点となっていました。

ただ残念に思ったのはこのカウンター攻撃には2人の選手しか加わっていないこと。

もう1人加わればもっと得点チャンスを演出出来るのでは?と思いました。

まあチームによって、リスクマネージメントは異なるので、あくまでも個人的な意見ですが💦

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2Pが始まると仙台はさらにプレス強度を上げて浜田に襲いかかる。

仙台は1Pで主な攻撃システムであるクアトロを、2Pからはピヴォを置いた3-1システムに変更してきた。

これも個人的な意見ではあるが、仙台は2Pであまり機能していたとは思えない3-1システムよりクアトロシステムも織り交ぜた方が良かったと思う。

なぜなら、浜田の守備が最初はケア出来ていなかった対角裏のマークに順応してきた。その裏返しで守備陣形が広がり、サイドの縦スペースへのカバーリングが機能しなくなっていた。

しかも仙台には13番藤山選手というスピードスターがいる。彼にガンガン縦に突破させて、そこを起点にゲームを作れたんじゃないかな?と感じたからだ。

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一進一退の攻防の中、仙台9番の選手が退場となり、浜田が一気に優勢となる。

これは退場したチームは2分間、または失点するまでの間、代わりの選手を補充する事が出来ず、4対5で戦わなければならないからです。

 

この数的優位をモノにしたい浜田は積極的にシュートを放つが入らず、ヤキモキしたその瞬間、9番布田選手が反転からのシュートで追加点⚽️❗️

そう!この9番布田選手のピヴォターンからのシュートをずっと期待してた💪

前回の白山戦でも気になっていた、布田選手が左前でボールキープすると、そのターンすべきスペースに味方が走り込んでしまう件。

やっぱり布田選手のピヴォターンは大きな武器だからもっと活かせるといいなぁと思いました。

 

2点ビハインドとなった仙台も負けじと猛プレスをかけてショートカウンターから25番米山選手がゴール⚽️

ゲームスコアは4-3。

追い縋る仙台と逃げ切りたい浜田。

 

そして試合は残り5分。

ここからがゲームマネージメントの見せ所となるので、ここからは、そこに注力してゲームを観戦しました。

浜田は押し込まれる時間が多くなるもGKを中心になんとか仙台の猛攻を跳ね返し、カウンター攻撃に繋がりそうになる。

ここでゲームマネージメントの話になるが、1点リード、残り時間5分。選手達にどのように振る舞ってもらうか?

ここを練習から統一しておかないとうまくゲームは運べないものです。

浜田はこのカウンター攻撃をことごとく仙台に奪い返されてしまう。しかもそのほとんどが浜田陣内で。

この時間帯では何とか失点は免れたけど、ゲームのリズムは徐々に仙台へ傾いていった気がする。

そんなリズムの中、残り時間は3分半。

ここから仙台はパワープレイを開始する。

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仙台のパワープレイは数種類あり、そのどれもがフィニッシュまでに手数を掛けない良いパワープレイ。

1-2-2陣形からピラミッド➡️ヘドンド(旋回)➡️ピヴォブロック➡️2-1-2陣形からのブロックなど。

対する浜田はこの守備対応に徐々にズレが生じてきた。

フットサルにはタイムアウトかあります。

各ピリオド各チーム1回ずつ取る事が出来ます。

相手チームがタイムアウトを取り、自チームも取れば2Pだけで2回、チームで確認が出来る。

仙台がパワープレイに入る前に取ったタイムアウト時に、浜田ベンチはどうだったろうか?

外から見る限り、相手ベンチの様子を気にするだけで、自チームの確認は疎かになっていなかったろうか?

もっと言うなら、ハーフタイム時のロッカールームでパワープレイの攻守に渡る確認は、試合展開からして出来たと思う。

そうすれば2Pのタイムアウトでは、その修正や残り時間の振る舞い方に費やせたと思います。

 

試合の方は残り時間1分42秒でついに仙台が同点に追いつくことになる。

結果的には4-4で引き分けたこの試合は両チームにとって満足出来る結果ではなかったと思います。

終戦には多くの観戦者が来場され、フットサルのゲーム観戦を楽しんでいたようでした。

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今回もF2リーグを観戦しましたが、やはり面白い‼️

F1上位チームほど洗礼されてはいないフットサルは、逆に、お互いが貪欲にゴールを奪いに行く姿勢が、フットサルの醍醐味の一つである攻守の切替えやフィニッシュシーンの多さに繋がり観客を興奮させていた。

そして選手個々も特徴のある選手が何人もいて、こういう選手達がこの先、F1クラブに移籍して代表に選ばれたりも今後の楽しみでもある。

 

帰りは浜田駅から特急列車「スーパーおき」にて日本海を眺めながら益田駅、そして萩石見空港✈️へ向かいます。

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車窓からは壮大かつ色々な顔を見せる日本海🌊

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そして空路、羽田まで✈️

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今シーズンのF2リーグ観戦はこれで終わりです。

来季もぜひ観戦して、F2リーグ盛り上げて行きたいと思います。