日本フットサルリーグDIV2(F2リーグ)観戦記④
ヴィンセドール白山🆚ポルセイド浜田
本日はヴィンセドール白山のホーム最終戦、松任総合公園体育館へ行ってきました⚽️
ホーム最終戦という事もあり、前回よりも多くの方が観戦に訪れ、メイン席には座れずゴール裏から観戦記となりました。
白山は個人的に注目の11三上選手と富田を楽しみに行きましたが、富田出ず⤵️
三上選手は早々に先制点を挙げ、好スタート👍
浜田の試合は初めて見ましたが、良い意味で予想を裏切ってくれました。
プレスの強度、球際での競合いで白山を上回っていたからです。
では、試合を振り返ってみます。
先制点は白山。
右サイド突破から、三上選手のセグンドでゴール🎉
あ、ゼグンドって言葉、ファー詰めとか言いますけどその語源を皆さんご存じでしょうか?
セグンドはスペイン語🇪🇸やポルトガル語🇵🇹で2番目、英語で言うセカンドです。
正式には「ゼクンドパロ(パウ)」、パロ(パウ)はポール(柱)という意味、つまり2番目のゴールポストという意味です。
フットサルのゴール横幅は3mですが、その1〜2m横に立つ事でゴール幅が4〜5mになるということなんです。だからゴールが決まり易くなるための重要なポジショニングなんです。
蘊蓄はその辺にして、白山先制の後、浜田のピヴォへのロングボールで裏を取られて浜田が同点に追いつく。
ゲームはここから膠着していくんですが、どちらかというと浜田のリズムでゲームは進みました。
攻撃のシステムはどちらも基本、3-1のピヴォを置いたシステムですが、浜田は時折、4-0クアトロシステムも用いていました。
またセットプレイも浜田の方がデザインされつつあり、白山はあまり効果的では無かった印象です。
ではなぜ浜田ペースだったのか?
そして結果は白山勝利だったのか?
守備のプレス開始ラインはどちらのチームも相手陣10m前後、所謂、前プレってやつです。
このプレス強度が圧倒的に浜田が高かったからです。
ここからは想像ですが、この1週間の準備期間で、浜田は絶対に白山には負けたくないという気持ちでトレーニングしてきた。白山はもちろんホーム最終戦だから絶対に勝とうという気持ちが強く、相手となる浜田に対して少し、油断があったのではないかな?と見えました。そういう部分て、守備のプレス強度、距離に出ちゃうんですよね。
もう一つ気になるのは浮いたボールに対して白山の選手は頭で競って無かった。もしも自分が監督のチームなら激怒してる場面でした。
そういうちょっとした事からゲームの流れは変わっていくものですから。。。
ハーフタイムとなり、2ndピリオド開始前に中々、白山の選手達はピッチに現れなかった。
もう審判も浜田の選手も準備しているのに。
きっとロッカールームで、こんなゲームでいいのか?もっとやろうぜって的な話で長引いたんだと思う。
そんな姿勢が2ndピリオドでは見れましたから。
そんな気持ちが入ったのか、白山は主にカウンターから攻勢に出る。
積極的になった反面、ピンチも多く迎えるがGK中心になんとか凌ぐ。
これを観たかったんだ!!!
失礼ながら、戦術的には洗礼されていないが、「肉を切らせて骨を断つ」
的な攻防をファンとしては観たいし、その上で勝利して欲しい。
プレス一つとっても抜かれる事にビビって中途半端に行くより、ジリジリ寄せて最後にガッと足を出す。そこで奪うか?そこをギリギリ交わすか?そういうヒリヒリ感をファンは求めているし、ファンを増やすんじゃないかな?
過去に訪れたブラジル🇧🇷のフットサルにはそれがあるから皆んなが熱狂するんだと思う。
人生も一緒。失敗を恐れて中途半端するより、チャレンジして失敗しても仲間がカバーして、だから次は俺が頑張るみたいな、そんなドキドキ、ワクワクを魅せて欲しい。
それこそフットサルの醍醐味だから!
結果的に、白山はカウンターから勝ち越し、ずっと懸念してたアラでの勝負に15番がカットインシュートで追加点。
なぜ攻勢だった浜田が白山に突き放されたのか?
それは同点の時点、そして1点リードされた時点での戦い方に変化が無かった事に尽きると思います。
失点をしない様に注意しながら、ゴールを狙うのか?リスクを冒してでもゴールを奪いに行くのか?
自分には試合開始からずっと変化が見れなかった。。。
浜田にはもう一つ勿体ないプレイがあったんだけど、それは9番のピヴォがかなり受け方のうまさやキープ力があったのに、彼のターンするスペースをことごとく味方選手に走り込まれ、消してしまったいた事。
そこは敢えて空けておいてよって感じだった。
一方、白山のピヴォ、11三上選手はその後、随所にらしさを見せるものの、やや不完全燃焼気味でした。彼の責ではなく、彼の使い方や周りの、彼の活かし方を変えたらもっと輝けるんじゃないかなと思いました。
試合は残り2分弱からパワープレイを仕掛けた浜田が1点を返しますが、白山が逃げ切りホーム最終戦を勝利で飾り、多くの詰めかけたファンを喜ばせることが出来ました。
このパワープレイに関しても攻守共に言いたいことは沢山ありますが、今回は白山のホーム最終戦勝利を素直に喜ぶ事にします。
両チームの完成度を考えるならば、白山には攻撃のバリエーションが少な過ぎるし、浜田はセットプレイ含めてデザインはされているけど、状況による変化に乏しい。
そこは今後の伸びしろとして、まずはもっとリスキーなゲームを観たいし、それがF2の生きる道じゃないかと思います。
その上で、勝利、F1への昇格じゃないかな?
そんなエキサイティングなゲームを毎回して、お客様が増えて、それでスポンサー様も増えて、それがやがて地域を丸め込んで、優勝や昇格が見えて、その先に繋がるんじゃないかな。
それこそ我々の望む、フットサルの発展に繋がるんじゃないかなと思います。
私も現場を経験しているので、わかります。
選手間、チーム間、クラブ間、色々と想いがある事を。
でも最初にF2を観にいって以来、このフットサルの原点で足掻き、戦うチーム(選手だけでなく、監督含めた全スタッフ)を応援📣したくなりました。
ぜひ、皆さんの中でまだF2リーグ観た事ない方は一度、ご覧ください。
競技フットサルの原点に出会えますよ!
白山も浜田もまだまだ伸びしろあり過ぎです‼️
来月もF2リーグ観戦記書きます😁