小野直樹フットサル持論独論のブログ

フットサル監督小野直樹の競技からエンジョイまでフットサルに関する独自の持論を展開するブログ

練習試合から得るもの

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日本女子フットサルリーグ2018開幕前、最後のトレーニングマッチ2連戦を行いました!

 

5月26日(土)MADEIRA BRANCO さん(千葉県女子フットサルリーグ所属)

5月27日(日)デリッツア磐田 さん(東海女子フットサルリーグ所属)

 

両チームのみなさん、ありがとうございました!!!

 

まずはMADEIRA BRANCOさんとの試合。

MADEIRAさんは、所属リーグこそ千葉県リーグですが、関東リーグやその上を目指しているだけあって、個々の技術やスピードはとても脅威でした。

特に守備は変則的なハーフからのゾーンディフェンスで、我々も攻略するのに非常に苦労しました。

 

そして翌日はデリッツァ磐田さんとの試合。

デリッツァさんは昨年の全日本女子フットサル選手権大会に初出場で第3位となった東海リーグの強豪です。

僕は以前、わずかな期間ですが、アグレミーナ浜松の監督をしていたこともあり、親近感の沸くチームです。

個々のスキルが高く、PIVOを使ったスタイル、守備の1stラインを自在に変更できる、FIXOが全体をカバーリングするなどの個性を持ったチームでした。

 

どちらの試合も、我々が考えたことは、どんな相手にもSAICOLOらしさを出すこと、つまり、守備面の激しさと連動や攻撃面での展開力とフィニッシュそしてトランジションにおけるスピードです。

 

次に目の前の相手の特徴を知り、どのように振る舞うべきか?をベンチはもちろん、選手たちが考えて実践することです。

定位置攻撃という言葉に縛られて、形を意識しすぎることが初日の前半の苦戦の結果だと思います。

もっとフットサル、いやフットボールの原理原則に従ってプレイするべきだという話もしました。

ボールホルダーの対して、プレスが掛かっているのか、否か。

数的に優位なのか、否か。

相手守備陣のどこにスペースがあって、どうすれば数的優位が生まれるのか?

幅が3mのゴールをどのようにポジショニングすればゴールが生まれやすいのか?

 

この2日間の一番の成果は、初日の課題を2日目に克服できたこと、攻撃から守備へのトランジションでのプレスの速さです。

 

皆様はこの2試合の結果も気にする方が多いと思いますが、僕は練習試合の結果は基本、記録しません。

こちらも相手もいろいろと試している部分があるので、スコアは関係無いし、会場や試合に臨むプレッシャーなどなど本番とは違いが多過ぎるからです。

 

スコアよりも大切なことが練習試合ではたくさん見ることが出来るのです。

 

選手間のコンビネーションや崩される場面の原因、選手のフィジカルコンディションやメンタルコンディションなどです。

 

今日も1人、試合の中で、絶対にやってはいけない事をした選手がいました。

監督として、絶対にも見逃せない事です。

チームを預かる以上、最低限の規律や公平性は必要です。

それはベテラン、若手、関係ありません。

 

この後、どうなるのかは自分にも今はわかりませんが、チームが一体感を持って進む方向に努力したいと思います。

今回の騒動を、他の選手たちがどう感じるか?

 

いろんな意味で、開幕に向けて意義ある練習試合ができたことは間違いないです。

 

いよいよ今週土曜日、立川立飛アリーナで日本女子フットサルリーグ2018の開幕です!

スタートダッシュで今シーズンに臨みます。

ぜひ、女子フットサルを観戦においでください!

SAICOLO劇場でお待ちしております!

 

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